2010年7月4日日曜日

埋めます、スキマ。

前回は、埋めようとすればするほど顕在化する「スキマ」の実態に迫った。(よね?)

今回は、キチンと「埋める」ことができた「スキマ」を紹介。

ま、「埋めたらスキマ、なくなるじゃん」というツッコミは華麗にスルーします。
なぜかって、ぼくにはスキマが見えるから。

たとえばこんな。


で、この物件の鑑賞のツボは、画面中央の「スキマ」ではない。
画面右の平坦な壁と、柱状に小段のついたアイボリーウォール。

その両者の「白系塗装の微妙な色の違いの部分」



ここです。これがすなわち、今日扱うところの「スキマ」である。

敷地境界線で双方の土地のギリギリの攻防を見せた前回と違い、
完全に右の土地の方が左の土地の方に「ドン突き」している状態なのです。

「となりのひとの壁に寄りかかって埋めてしまう」というスキマ処理。

その技や見事。

このタイプ、実は住宅街には多く見られて、
塀がずーと続いている、なんていう場所にはありがちなパターンなのかも。


これもステキに埋められている、スキマ。
しかも以前に建てられてであろう塀の上からかぶさっている。
ハイブリッドスキマ処理。

「そこまで埋めたいの?」という、人間の「スキマ埋め」への飽くなき追求の姿に胸が熱くなる瞬間である。

渋谷編でもっとも「埋め」への情熱を感じた物件がこれ。




今にも葉加瀬太郎がヴァイオリンを奏でそうだ。あるいは、
「見てくれこの”埋め”!見てくれこの”埋め”!」(声:杉本清)な感じだ。

このスキマはこーゆー構造になっている。



立派な鉄扉と隣家のブロック塀の極狭いスキマをモルタルで埋めている!
しかもかなりぴったり、きっちりと。

律儀ったらない。

「見てくれこの”埋め”!」

スキマ埋め界のテンポイントに相応しいといえよう。


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